ハイライト
創設65周年を迎えました
日本でAFS活動を始めてから65周年の節目となった2019年。10月に東京で記念式典・レセプションを開催しました。
第一部の記念式典では、AFS生として日本で学び、現在、エコノミストとしてご活躍のロバート・フェルドマンさんより、「高校留学がもたらすインパクト、異文化体験の重要性」と題し、基調講演をいただきました。フェルドマンさんが強調されたのは、10代での留学には「言語だけでなく、内面的にも柔軟な時期であることに価値がある」ということ。続いて行われたパネルディスカッションでは、現役の留学生2名と元留学生2名が加わり、その価値を裏付けるお話を、それぞれの視点から披露していただきました。
第二部のレセプションでは、日頃お世話になっている官公庁、諸団体、奨学金や寄付で活動を支援くださっている企業、そして、ホストファミリー、ホストスクール、AFSの異文化理解活動を支える全国各地の支部ボランティアと、来日中の留学生、またOB・OGが一同に介し、国や年代を越えて、多いに語り合いました。
2年目の「アジア高校生架け橋プロジェクト」
アジアの高校生を、長期留学生として5年間で1000人招へいする文部科学省補助事業「アジア高校生架け橋プロジェクト」は2年目を終了。1年目の倍の人数である200人が22か国から来日し、全国各地で121校が受け入れてくださいました。
1期生の受け入れ時に課題となっていた宗教理解、食事配慮、SNS利用については、研修会を企画するなどしてサポートする側も理解を深め、また1期生が「先輩」として2期生にアドバイスを行える機会も積極的につくっていきました。
当初3月末の予定だった帰国は、新型コロナウイルスの感染拡大により半月ほど早まり、ホストファミリーや寮生、クラスメイトなどとは突然の別れとなりましたが、帰国便に合わせてプログラム修了証を受け取った生徒たちの顔は、どれも達成感に満ちあふれていました。