
留学レポート 異文化交流と異文化理解
捕鯨問題は、日本人である私が、他国と違う日本の文化を否定されて、あれ、異文化理解って何だろう?と思ったケースでした。実際に当事者に置かれた私が感じたのは、異文化の理解・尊重、そして共存は実は奥が深く容易ではない、ということです。

捕鯨問題は、日本人である私が、他国と違う日本の文化を否定されて、あれ、異文化理解って何だろう?と思ったケースでした。実際に当事者に置かれた私が感じたのは、異文化の理解・尊重、そして共存は実は奥が深く容易ではない、ということです。

ここフランスに来て、6ヵ月が経とうとしています。もう一年間留学の下り坂を下りていると思うと、時が経つのは本当に早かったなと感じます。

日本が今抱えている問題や伝統的な慣習が、一見他の国とは関係の無いように思えても、意外と他国との共通点や、それが現地の人々の共感を誘う材料になる事があります。同様に、他の国の事件・ニュースのも中にも私たちの生活に結びつく学びがたくさんあります。

ブルターニュ支部活動パーティの際に時間を頂き、フランス人とAFS留学生合わせて計8カ国約70人の前で震災のプレゼンを行った。つたないフランス語の中、表現できない部分は聴客席の人々の力を借りながら、単語を繋ぎ合わせ全身でジェスチャー。それでも、皆真剣な表情で聞いてくれた。

『留学』って語学を学ぶ以上に、自分の欠点をどう補って建設的な問題解決ができるか、賢い立ち回り方とプロセスを学んでいる方が大きいなと感じます。身勝手に行動するのではなく、決められたルール内で、人の時間を無駄にせず、上手に切り抜ける手順を学ぶための良い勉強です。