この記事は、2021年2月に実施された、アジア高校生架け橋プロジェクト「高校生記者交流プログラム」参加生徒が執筆しました。


日本での歩みとこれから

高校名: 八戸聖ウルスラ学院高校
高校生記者名: 松原由美・2年
留学生名・出身国: マリー・ジョイポル/マリー/フィリピン

留学生マリー(八戸聖ウルスラ)

約4か月の留学期間を終え、マリーさんは3月14日に日本を経つ予定です。
留学の集大成として、帰国前に日本語のテストを受けることが決まりました。マリーさんの日本語力の向上は目覚ましく、インタビュー中の会話も、留学当初と比べると非常にスムーズです。最初は「100点をとる」と意気込んでいましたが、試験担当の先生から「目標点を取れたら、ラーメンをご馳走する」という提案を受け、「今のなし!」と笑いながら目標点を80点に下げていました。
お茶目な一面をもつ彼女は、いつも周りを笑顔にさせてくれます。
そんな彼女の将来の夢はパイロットになり、世界中を飛行機で周ることです。帰国後は大学受験を控えており、コロナ禍という厳しい状況での受験となりますが、この限られた時間で日本語を習得できた彼女なら大丈夫。そんな気がしました。
好奇心旺盛で明るい彼女なら、パイロットとなり、世界中の人と繋がり、「架け橋さん」になってくれるはずです。

記者コメント: 異文化交流と聞くと、国家間で行われるような大規模なものを予想してしまいますが、今回のインタビューを通し、より身近に感じました。フィリピンと日本の間は遠いですが、私たちも今回の経験を生かし、「架け橋」となって、2つの国を結びたいです。

初めてに目を輝かせ

高校名: 八戸聖ウルスラ学院高校
高校生記者名: 苫米地美空・2年
留学生名・出身国: マリー・ジョイポル/マリー/フィリピン

日本で経験したたくさんの「初めて」について楽しそうに話してくれたフィリピン出身のマリーさん。
様々な経験の中でも印象深い出来事は、地震だと言います。地震に慣れている日本人でも恐怖に感じるため、地震が少ない国から来た留学生にとってはとても恐ろしかっただろうと思っていました。しかし、マリーさんは予想に反して「びっくりしたけど不思議な感じだった」と楽しそうに話してくれました。初めてのことに対して不安よりも楽しさを見出していた彼女は、好奇心に満ち溢れていました。
約4か月という短い留学期間では挑戦できなかったことも多く、「また日本に来たい」と力強く話します。特に京都に行ってたくさんのお寺を写真に収めたいそうで、「ぜひ着物を着たい」と目を輝かせます。どんな着物を着たいのか聞くと、「白と金の刺繍が施された着物を着たい」と照れた様子で教えてくれました。笑顔が素敵な彼女には、絶対に着物が似合うと思います。

記者コメント: インタビューを通してマリーさんの好奇心旺盛な部分が垣間見えました。インタビュー中もこちらに気を遣ってくれるなど、日本人と共通している部分もあったが、何より彼女は好奇心がとても旺盛で、同じアジア人でもこんなに違うのだな、と気づきました。


この記事のカテゴリー: AFS活動レポート

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