AFS国際本部では、毎年、12月5日の「国際ボランティア・デー」にちなみ、AFSミッションに貢献するボランティアを讃え、さまざまな賞を授与しています。
2024年は、公正で平和な世界を築くために活動する「支部」を讃えるため「コミュニティインパクト賞」が創設され、日本の東京多摩支部がアルゼンチンのネウケン支部と共に受賞しました。
AFSは世界各地の約60の国と地域に組織を持っています。各国には、地域ごとに活動する支部があり、その数は世界中で1,000を超えます。それぞれの支部は、地域の特性に合わせ、異文化理解を根付かせるため力を尽くしています。支部は派遣・受入活動を通して参加者を地域社会に迎え入れ、グローバルファミリーを育み、より多くの「アクティブ・グローバル・シチズン」を生み出す、AFSミッション実現の中心でもあります。
東京多摩支部は、これまで、数多くの改善を繰り返し、日々実践を積み重ね、活動を始めてから22年間で266名の受入生を迎え、約500名の派遣生を各国に送り出してきました。
今回の受賞は、支部員の様々なライフスタイルを尊重して活動を継続できるような体制を作っている点、AFSを通じてインクルーシブ教育を地域社会に対して行っている点、地域社会のコアを成す学校と密接に連携してホストファミリーを開拓している点、そして、学生ボランティアとの協働を進め、次世代育成を積極的に行っている点などが評価されたものです。
「コミュニティインパクト賞」は、AFSの使命と目標に基づいてどのように進化し、地域社会に影響を与えながら、AFS組織の成長を支えてきたのかという点から、特に顕著な活動をしてきたとされる支部が選ばれます。
AFSには「コミュニティインパクト賞」のほか、AFSの使命と目標を達成するために長年にわたり献身的な草の根の活動を続けた個人に贈られる「ガラッティ賞」、AFSの要であるホストファミリーに光をあてた「ペギー&アート・ハウ賞」などがあります。
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