「三菱商事高校生海外留学奨学金」は、三菱商事株式会社(以下、三菱商事)が、公益財団法人AFS日本協会(以下、AFS)で年間留学する生徒のプログラム参加費を支援する奨学金です。2019年の設立以来、2026年派遣予定を含め、計320名超の高校生の海外留学を支援しています。
このたび、第5期生が帰国したことを節目とし、設立以来初となる報告会が10月3日(金)に三菱商事本店にて開催されました。
当日は第1期生~第5期生から選抜された10名の奨学生が集い、留学体験やその成果を一人ずつプレゼンテーション方式で報告しました。

報告の多くは高校留学を志したきっかけから始まりましたが、経済的な事情から高校留学か大学進学かを選ばなければならなかったがどちらも叶えることができたなど、奨学金によって挑戦が強く後押しされたことや支援に対する深い感謝が、改めて各生徒から伝えられました。
また、留学の成果として「人の気持ちにより気がつくようになった。関係を深めるために現地の言葉を学ぶことは重要だと実感し、今も海外の大学に在籍しながら現地語の習得に努めている」「海外の人の目に映る日本像を知った。進学予定の大学では経営学を学びながら、日本と世界の関わり方を考えていきたい」「真の理解には、違いが生まれる背景にまで考えをめぐらすことが重要であると実感した」「留学中の経験を含めて、環境による教育・情報格差を実感した。成長したいと思う若者を支えていきたいという強い思いをもち、活動している」など、単なる留学体験談に留まらず、異文化に身を置き肌で学んだことで視座が大きく転換したことを示す具体的な学びが語られました。


報告会には三菱商事の社会貢献チームの方々が参加し、奨学生たちの熱心な報告に耳を傾けました。奨学生の報告終了後には、「留学体験がいかにみなさんにとって大切な思い出となっているかが伝わってきた」という温かい感想とともに「この先、苦難に直面することがあっても、留学を乗り越えたのだから頑張れる、と思えるだろう。その経験はこの先の人生を生きるうえで自信になるはずです」と力強いエールが送られました。
AFSと三菱商事は、今後も1人ひとりの奨学生が留学体験を通して大きく成長し、よりよい未来をつくる担い手として成長できるよう応援してまいります。

最新の募集情報は、AFS WEBサイト 年間派遣プログラムよりご確認ください。
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