私がブラジルで一番感じたことは、日本の文化との違いです。他の留学生も同じ事を思うと思います。例えば、ブラジルの人々は、食事の時、よくジュースを飲みます。ジュースの種類はさまざまですが、日本ではあまり考えられない事です。ジュースを飲みすぎると、それだけでお腹がいっぱいになってしまいます。なので、量の調整が大変でした。
 また、2つ目に驚いた事は、学校から帰ると、部屋がきれいになっていた事です。お手伝いさんがいて、毎日、部屋を掃除していました。しかし、私は物を触られることが好きではないので、あまり好きではありませんでした。

このようにいろいろな文化があり、日本人である私に合う文化もあれば、そうではないものもありました。しかしいろいろな文化を体験でき、とても良い経験だったと思います。文化の違いの間にいることにより、新たな視点から物事を見られるようになりました。文化が違う中で、日本との共通点を探したり、また、日本と同じ文化を発見することによって、自分の生活に安心を持てていた気がします。

そして私が一番成長できた点は、人とのつながりです。私は今まで、人とけんかすることがあったり、友達とのゴタゴタが多い人でした。ブラジルに到着した当初も何人かの友達とけんかをしてしまったのを覚えています。しかし、ブラジルという国の人はとてもおおらかで、優しい人が多く、私の悪いところなどを素直に教えてくれました。その結果、自分の悪いところを改めることができました。

そしてブラジルで一番楽しかったことは、学校生活です。たくさんある思い出の中でも、学校生活はとても楽しかったです。初めのころは友達が少なく、憂鬱なこともありましたが、ホストファミリーを変えてから心機一転、友達が二倍、三倍と増えていき、とても楽しかったです。クラスで行った修学旅行も、とても心に残っています。

辛いこともたくさんあったけど、それをはるかに上回る楽しい事があったので、1年間、無事に過ごすことができました。たくさんの経験から学んだことを、今後の生活、進路に生かしていきたいと思います。

2012年3月 ブラジル派遣
AFS58期生/AFS地域奨学生 土屋祐馬

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