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すでに派遣されてから6ヵ月が経ちます。
友達の雑談に入ったり授業についていくためにはまだまだ十分な語学力ではありませんが、ある程度のことならばどうにか理解できるようになりました。
イタリア語をほとんど何も理解ができなかった派遣された当初のことを考えるととても進歩したなと思っています。

ですが派遣された当初から今でもイタリア語は僕にとってはとても大きな問題です。
例えば到着してから少なくとも3,4ヶ月が経つまでは学校に行っても言語のせいで授業についていけず、友達の輪に入っていくことも上手くできず登校して何もせずに帰るという状況でとても大変でした。

またこのことは学校だけに限りません。学校が午前中に終わるイタリアでは放課後は友達と一緒に遊んだり習い事に通うことが普通です。
僕はイタリアに来る前からイタリアでは今までしたことのない新しいことを始めようと考えていたので、今までほとんどやったことのないバスケットボールのクラブに入りました。 ですが周りのチームメイトは小さな頃からやってきていたのでとても上手く、練習について行くのがやっとでした。
また言葉が分からないので今からする練習の説明やチームでの動き方、さらにはただの友達間での雑談も何も分からず日に日に練習に行くことが苦痛になってしまいホストファミリーと話し合ってやめることにしました。
このバスケットボールでの失敗のもとは言葉だけの問題ではなく競技レベルの大きな違いということも含まれますが疑いようもなく言葉がもう少しましであったらもっとうまく馴染んでいけたと思っています。
とにかく留学生活において言語との問題は僕にとってはもちろんまたほとんどの留学生にとっても常に向かい合っていかなければならないものだとこれらの経験を通して学びました。

このイタリアでの経験は今のところはすべてが順調で充実しているとは言えませんが、イタリアの有名な観光地をたくさん見たりほかの国から来た留学生やイタリアの人と交流できたりとここでしか体験できないことなどができ良い思い出もたくさんできました。

なかでも1番印象深く残っていることは18歳の誕生日会です。言葉では上手く表現出来ないので写真を送ります。
留学生活は残るところ4ヵ月しかありませんが、帰るまでには心の底から「日本に帰りたくない」という気持ちになれるようイタリアという国に馴染んで楽しんでいけるように頑張ります。

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2016年2月 広島市奨学生
AFS62期 イタリア派遣/ 伊藤 拓生

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