私が留学をしようと思ったきっかけは、中高一貫校の変化ない関係に安心しながらも少し窮屈に思えたからです。もっと広くありたいと思い、留学を決めました。
私の身の回りでAFSを知る人はいませんでした。試験を受けたのは中学3年生で、どこを選べばよいかわかりませんでした。その時、ある方の体験談でかいてあった「語学を学ぶことだけが留学ではない」という言葉に惹かれ非英語のみを希望しました。

 私が現地についてから驚かされたことは、私のホストファザーが昼は銀行員で週3日の夜だけ牧師だったことです。宗教にあまり関わりのない私はあまりよく分かりませんでした。しかし、ホストファミリーは私に「これも経験だよ。」と言って連れて行ってくれました。
それから、同じ年のホストシスターと教会で仲良くなった年の近い友達と遊ぶようになり、現地で通っていた高校の友達と留学生の友達も含めたくさんの人たちと関わることが出来ました。

到着して1か月が経ち、英語が話せる現地の友達が少なくイタリア語の単語で話していたので、中々言いたいことが言えず困っていました。その時に、私の友人から「思っていることを何も気にしないでイタリア語で話してみな。」と言われ、文法などの細かいことは気にしないで話してみると、友達は間違えている箇所を直してくれるようになり、急に聞き取ることも話すことも出来るようになりました。
それで満足してしまった私に友人は「せっかく話せるんだから、もっと自分の意見を言いなよ。」とアドバイスをくれました。なので、私はいつも何かを話したり、聞いたりするように心がけていました。それからは更に友達と仲良くなり、ピザを食べに行ったり、イタリア語を教えてもらいながら毎日を過ごしました。

 私はイタリア人から話すことの大切さを教えてもらいました。話すことによってお互いを知り、理解していけるのだと思います。

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