約10ヶ月の留学を終えて特に刺激を受けたことは、ホストファミリーとの生活です。
マレーシアでは友達よりも家族を大切にします。だからいつでもファミリーと出かけました。
私のファミリーは私を入れて11で大家族だったから家族全員が集まって出かけることはできなかったけど出かける時のメンバーがいつも少しずつ違って毎週行くようなスーパーマーケットでも新鮮でした。

そんなファミリーとの生活の中で特に心に残っていることがあります。それはラマダン期間中の1ヶ月とハリラヤです。
ラマダン期間中は日が昇っている間食べることはもちろん、飲むこともできないのでエネルギーを消費しないように出かけず、家でゆっくり過ごします。
特にやることはないしみんなそれぞれ寝てたり、テレビを見てたりしたけど家族みんなが1日中同じ1つの空間にいるのは、なんだかいいなと思いました。日本では時間がないと言って家族と過ごす時間が少なかったと反省しました。
また、1日中食べれない、飲めないはとても辛かったけど家族みんなでやるから我慢できるし、みんなで食べる日が沈んでからの食事はいつも以上に美味しくて楽しくて毎日が特別でした。
家族みんなでやるからムスリムのファミリーは仲が良くて話が尽きないのだと思いました。

ハリラヤでは、家族とサラムと呼ばれる握手をしているところに心を打たれました。
ハリラヤのサラムは特別で今までの間違いを謝り、感謝を伝えます。泣きながら握手とハグをしていてすごく印象に残っています。すごく感動的でドラマのような場面で私がどうしていいかわからなくてただ立っていたらホストマザーが呼んでくれて私もサラムをしました。
その時マザーがgood girlと何度も言ってハグしてくれて、とても嬉しくて泣きそうでした。あの温かさはいつまでも忘れられないし、忘れたくないです。

私はこれらのイスラム教文化からイスラム教のことはもちろん家族との関わりの大切さも学びました。最初は自分の成長のこととかばかり考えていたけど、留学によって出会えたファミリー、友達、 AFSマレーシアの方々と交流を深めるうちに身近な存在がとても大切なことに気づきました。
まだこれからも親だったり、先生だったり、たくさんの方に迷惑をかけてしまうかもしれません。でも留学によって、その人たちへの感謝の伝え方を一から学ぶことができました。
留学に行かせてくれた家族、支えてくれたたくさんの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。学んだことを生かし、これからも頑張っていきます。

最後にホストファミリーへ、
Terima kasih banyak!! Saya sayang Malaysia!

ボランティア奨学金奨学生
AFS64期 マレーシア派遣/ 岩瀬莉帆


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