私は約1年間、アメリカのシカゴで異文化を体験しました。
シカゴはアメリカで3番目の大都市で、移民が多く様々な人種の人々がまちの中に暮らしています。日頃から英語以外の言語を聞くことも多く、単一民族国家である日本で暮らしてきたわたしにとってこの生活はとても刺激的でした。
ホストファミリーや友達にも恵まれ、とても幸せな時間を送ることができました。

サッカーのシニアナイトでホストファミリーと監督と撮った写真

帰国後しばらく時間が経ち、この留学を思い返してみると、自分が大いに成長できたことが実感できます。
異文化の中で得た素晴らしい経験や人々との繋がりは、今私の中でかけがえのないものとなっています。

サッカーのシニアナイトで他の卒業する友達と撮った写真

シカゴで暮らした約1年はただ楽しいだけではありませんでした。苦しい時に心を許して話し合える相手がおらず、周りにあるもの全てが怖くなって、逃げ出したいとおもうこともありました。
日本にいる時とは違い、人の助けがないと何もできないことから、自分に自信がなくなって、どんどんだめな自分になっているような気さえしました。

プロムで友達と撮った写真

今、日本で生活をしていて、これらの経験が今の自分を形作っていることを実感しています。私は、助けを必要としている人に敏感に気づくことができるようになりました。
自尊心がズタズタになるという経験をしたからこそ、今の自分では世界で通用しない、もっと成長したい、と思うようになりました。

シカゴから南に自転車で30分ほど行った所でホストファザーと撮った写真

私は、これからの人生でもきっとだめな自分に落胆し、自信を喪失してしまいそうな苦しい時が来ると思います。
しかし、この留学を乗り越えたという経験は私を支えてくれる自信となって、どんな困難も乗り越えてゆける力となると信じています。

バスケットのチームの友達と撮った写真

これからも異文化理解と国際平和について深く考え、将来的にはこれらに大きく貢献できるような人になりたいと考えています。
この1年間、私を支えてくれたすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとう。

ボランティア奨学金 奨学生
AFS 64期 アメリカ合衆国派遣 姫野リーザ由利子

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