言葉が話せなくてもスイスに来てもう5か月になります。高地ドイツ語は、挨拶と軽い自己紹介しかできなかった、来たばかりのころに比べるとだいぶ上達しました。スイスでは家族と出かけたり、友達と遊んだり毎日非常に充実した日々を送っています。

スイス到着時、家族と空港で

しかし、初めのころは語学面で苦しむことが多々ありました。ほかの留学生や学校の友達から英語で話しかけられてもほとんど理解できず、片言の英語とジェスチャーで何とか伝えようと奮闘していました。日本では英語を一生懸命に勉強していたはずなのですが理解ができず悔しさを感じることもありました。ドイツ語の語学学校では初めのころ、ほぼなにも理解できない日々が続き正直大変でした。

AFSのイベントでチョコレート工場に行ったとき

ですが今になって言えることは、言葉がたいしてわからなかったとしてもホストファミリーと仲良くなったり、友達を作ったりと楽しめるということです。私は、言葉がわからないということを友達ができない理由や、授業中に発言しない理由にはしたくなかったので、毎日クラスメイトに話しかけたり、英語の授業では難しいことは言えなくても発言したりすることを心掛けています。自分から話すようにしていると友達からも話しかけられるようになりました。また、私は地域のスポーツクラブ、学校のバレーボールクラブ、ホッケークラブの3つに所属しているのですが、そこでも友達の幅が広がって本当に良かったと思っています。

クラスでアルペンの山にハイキング旅行

また、今年は6年に1度しかないスイス中から約70チームが集まるスポーツの大会があったり、3年に1度のチューリッヒの祭りが開催されたりしています。こんな年に留学できた私は本当に運がいいです。他にも、スイスといえばのヨーデルのコンサートに行ったり、伝統料理のレシュティ、ラクレットを食べたりなど日本ではできない特別な経験をすることができました。

ヨーデル歌手と

また、このような特別な体験を支援してくださっているホストファミリー、友達、日本で応援してくださっている皆様、森村豊明会には心から感謝しています。

高地ドイツ語ですらまだまだ、ましてやスイスドイツ語なんていまだにさっぱり、という5か月目ですが残り約半年間、スイスでの生活を今まで以上に楽しみたいと思います。

森村豊明会高校留学奨学金奨学生
2019年・AFS66期 スイス派遣/ 長谷川 直人

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