コロナ禍で、以前のように活動できませんが、地元中南信の魅力を発見しようと、5月は2つの行事を企画、実施しました。

ふたつめの行事は2021年5月29日、長野南信ならではの支部行事、北八ヶ岳登山を2年ぶりに実施しました。今年は少数精鋭?の8人の登山パーティーでしたが、まずはとんでもない強風に見舞われ、ロープウェイのゴンドラが左右に揺れて、スリリングなスタートです。頂上駅横の展望デッキに出てみましたが、全員髪は逆立ち、帽子は飛ぶは、目は開けてられないはで、これは登るのは難しいかな? と躊躇するほどでした。強風も坪庭を抜けて、登山道に入り、山の木立に入ると少し落ち着きました。参加生徒は全員男子。さすが、スイスイと歩を進め、難なく90分後には2480m北横岳山頂に到着。

いつもですと、そこで大パノラマを楽しみながらの昼食タイムですが、風が強すぎて、立っているのもやっと。会話もできないほどの唸りで、集合写真をとって下山。少し降りた横岳ヒュッテで昼食としました。ホストマザーに作ってもらったおにぎりを頬張り、差し入れのチョコレートケーキをパクパク食べたり、そこは男子生ならではの気持ちのいい豪快なランチタイムでした。

フランス生は本国の中部山岳地帯の出身。坪庭の突出している溶岩の様に「故郷でも似た光景がある」と。ハイマツは初めて見た、と盛んにカメラのレンズを向けていました。アルゼンチン生は遅れて登るホストマザーを心配して待ってくれる心優しい気配り。「こんな風、経験したことない。久しぶりに外で1日過ごして思い切り身体動かして楽しかった。また山登りしたい」と。帰国生のパラグアイ派遣生も交え、時に英語、時にスペイン語、そして日本語と、さまざまな言語で、3人の笑い声が絶えません。
留学生2人の帰国まであと2ヶ月。感染予防に注意を払い、地元の魅力をこれからも体験してほしいです。


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