カケハシ通信 No.001「留学生からの寄稿」

氏名:Reth, Panhavoan(レット, パンニャワン)
出身国:カンボジア
ホストスクール:奈良県立高取国際高等学校(奈良県高市郡)

※この投稿(本原稿より一部抜粋)は、カケハシ通信No.001号(PDF)にも掲載されています。

新しい冒険へ出発

2018年8月17日。僕にとって大切な人である友達や家族と僕が16年間住んでいた母国のカンボジアに別れを告げました。
その日、僕の心には、少しの不安と期待を抱いて、4人のカンボジアの友達と、この「アジア高校生架け橋プロジェクト」という新しい冒険に出発しました。
到着後のその週に、これからの旅の準備のため、タイと日本でのオリエンテーションに参加しました。そこで、色んなアジアの国から来た高校生に出会うことができました。そして、彼らの笑顔、優しさのお陰で、多くのことを学びましたが、出会ってから数日後に彼らと別れを告げる時間が来ました。
それぞれが、それぞれの道に進む時です。新幹線に乗りながら、次々に思考が僕の心にあふれました。
「これだ。僕の夢。僕がずっと願ったこと。今、現実になった。本当に日本にいるんだ。でも、これからの旅、どんな挑戦が待っているのかなあ。全部対処できるかなあ。」
新幹線の窓から見える景色が走馬燈のように過ぎ、僕の思考も心の中で駆け抜けました。僕の目的地、奈良県がだんだん近づきました。

42度のお風呂

あっという間に、駅に着きました。
改札を出たところに僕のホストマザーとホストブラザー、学校の先生、LPに会いました。皆さんは「奈良県へようこそ」と書いてあったサインを持っていました。それを見ると、感動し、その時まで抱いた不安がだんだん消えて行きました。
その週、僕のホストファミリーと時間を過ごして、徐々に日本の生活に慣れてきました。もちろん、その間に、色んなびっくりしたことも見つけました。一つは日本人が42度のお風呂に入ることです。僕は今もゆっくりでないと入れません。
今も、毎日、日本の文化や生活の中でカンボジアと違うところを見つけています。毎日、新しい冒険です。

藍染めも体験しました

間違っても、うまくできなくても

到着して一週間後、学校が始まりました。僕はちょっと不安がありました。その不安は、開校式でスピーチをして、全校生徒に自分を紹介することです。
スピーチの前に緊張しましたが、みんなの前で立って頑張りました。その瞬間、日本での高校生活が本当に始まったと感じました。
その後、みんなと仲良くして、みんながいろいろなことを教えてくれました。それに、僕はみんなにカンボジアのことを伝えました。
学校が始まるとすぐに文化祭が近づいてきました。僕のクラスはダンスをする予定なので、練習しなければなりません。ところが、練習する時間が少ないのに、みんなはダンスを教えてくれて、文化祭の日に、みんなと楽しんでダンスをすることができました。
間違っても、うまくできなくても、みんな本当に楽しみました。その後も、クラスのみんな、学校のみんなはとても親切で、僕が日本での高校生活をたくさん楽しめるようになりました。今も、毎日、みんなと大切な思い出を作っています。

ずっと夢に抱いた日本の高校生活

近くの公園。穏やかな雨が降り、映画「言の葉の庭」のようでした

奈良県はとても美しいところです。日本の最初の都だったので、さまざまな古いところがあります。
今まで僕は、ホストファミリーといろんな美しいところに行きました。その一つはライトアップというイベントです。夜の闇に、神社や町が照らされとても美しい景色でした。
ある日、一人で傘を持って散歩をしに行きました。もちろん、帰り道は迷ったけど、森のような公園がたくさんあって、穏やかな雨の中、心が落ち着きました。それは最高だと思いました。
毎日、色々なことを経験しています。これは、僕がずっと夢に抱いた日本での高校生活です。今も、それは夢のようです。一年前の僕に「あなたは一年後留学生として日本に行くよ」と言ったら、僕はきっと信じられないと言うだろう。でも、その夢は現実になりました。
これから進む道、たくさんの経験を楽しんで、全力を尽くします。

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この記事のカテゴリー: カンボジア 来日留学生の体験談

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