サミーがうちにホームステイしてからもう数年がたちましたが、あれからずっと彼女とは交流が続いています。
とても行動的な彼女は、その後、大学のプログラムを通して二年連続で日本に戻ってきては私たちを訪ねてくれました。
今年の夏前に連絡を取ったとき、今度は日本以外の国に行ってみたいということで上海に行く予定だという事を知りました。
「今年初めて日本にいけなくて淋しい」と彼女が言うので、よし、それなら上海に行ってあげようという気持ちになりました。

ニューヨークに行くことを思えば近いですし、私たち夫婦も上海は訪れたことがなかったので、旅行を兼ねて行ってみたいという思いでした。
そして、上海の中心地でサミーが滞在しているところから行き来しやすいところにホテルを取り、待ち合わせをしました。
3泊4日の予定でサミーとは二日半ずっと一緒に家族のように過ごしました。
ホテルのロビーでサミーと待ち合わせ、最初の夜に彼女が現れたときはなんともうれしい気持ちで、三人でハグをして喜び合いました。

私たちより数週間早く上海にいたので、いろんな場所を周知しているとのこと。
「ガイドになってね。」と頼んだら、素晴らしいスケジュールを組んでくれ、グーグルMAPを使いながら、何度も何度も地下鉄を乗り継ぎ、上海を満喫しました。
上海はとても発展していて、南京通りはサミー曰く、タイムズスクエアと同じ感じだと喜んでいました。
私たちも自分たちがイメージしていた上海とは違い、とても近代的な街並みに驚かされました。

何より、食べ物が美味しくて、いろんなものを楽しみました。
一番おもしろかったのは現地で有名な火鍋の店に二時間待ちで入ったものの、英語が全く通じずオーダーするのに15分以上かかったことです。
英語を話す彼女といるといつも助けられていたのですが、困っている彼女を初めてみて不思議な感じでした。

いつも冗談をいい子供のようなかわいい彼女ですが、上海にはインターンシップで滞在中です。EIC Education という教育会社のインターンシップで海外の名門校に入るためのコンサルティングを担当しているとか。
もちろん毎回海外に滞在する時は、大学の奨学金で来ています。
こういうことを聞くと、サミーはとても勉強家で優秀な子なんだなと実感させられます。

上海では、コロンビア大学出身の中国人家族のマンションに滞在しており、私たちも紹介を兼ねて食事をしました。
北京ダックをごちそうになり、上海の文化にも少し触れ、とてもいい経験ができました。
どこにいても愛される彼女のキャラクターのおかげで楽しい生活を送っていました。

今はもう上海を離れましたが、今月末からなんとまたロンドンに一年間留学をするそうです。経済学と政治学を勉強するためと言っていました。
バイタリティーあふれる彼女の生き方はとても魅力的で刺激的です。
いつ会っても何かしら話題を提供してくれる彼女と交流を続けることができ、本当に何年たっても、彼女のホストファミリーになれてよかったと感謝する日々です。
次回はロンドンかニューヨークか、または日本かどこかで会おうねと約束し、お別れをしました。
今年の夏の最高の思い出です。

2015年にアメリカ留学生サミーさんを受け入れ
Hさんファミリー(静岡)


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