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スイスの地から日本へ帰国してから早いものですでに2週間が過ぎようとしています。この留学を通して私はスイスの地でたくさんの学びを得ることが出来ました。
特に世界各国から集まり、協力し、支え合い、時に切磋琢磨し合いながら共に素晴らしい1年間を過ごした志高いAFS留学生との交流は私にとって最も充実していたことと感じます。

スイスは大変小さな内陸国です。ヨーロッパのちょうど中心に位置しドイツ、フランス、イタリアなどと国境を接しており、言語もドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語と4カ国語が公用語とされています。そのため他国からの移住者が大変多く、ただ街を歩いているだけでも公用語、またそれ以外の言語もたくさん聞こえてきました。

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日本社会では「民主化」「協調性」といった言葉が尊重され、人と意見を合わせることが必要とされる能力だと言われています。
しかし、他国からの移住者が多く存在するスイスの地では自分の個性を持っていることが当たり前のことと考えられていました。他の意見に左右されず自分自身の意見を持つ、そして物怖じすることなく自分の意見を発言する。一つの国でこのような能力を意識させられたのならば、さらに多くの文化が交差する国際社会で生きていくにはもっと人々を理解する能力が必要とされるのではないかと感じます。
一度、日本という社会を出て世界から客観的、多角的に日本を見る事が出来たことで抽象的であった海外の社会や国際社会の中で生きるために必要な能力がより確実で身近なものに感じられるようになりました。

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今回の留学を通してこれらの経験が出来たことは将来私が国際社会で生きていく上で大変大きな学びであり、生涯に通ずる大きな財産であると感じます。このような貴重な経験を提供してくださった、みちのく応援奨学金関係者の皆様、AFS協会の皆様、この奨学金設立にあたって尽力頂いた多くの皆様には多大なる感謝の気持ちでいっぱいです。
これらの素晴らしい経験を生かし、将来は国際社会の中で世界の多くの問題解決に貢献する素敵な人材になりたいと思います。


2013年8月 スイス派遣
AFS59期生/みちのく応援奨学生 増子光希

留学レポート スイスでの素晴らしい体験
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