インドの人々はみんな温かかったです。
ぼくは滞在中に生まれて初めての嬉し泣きを二回もしました。自分がたくさんの人に支えられていて、ありがたい、幸せだなあと感じました。これは本当にすごいことなんじゃないでしょうか。

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インドのおばあちゃんがごはんを作っているところ

人々はおしゃべりが大好きで、いつものんびりと時間をきにせず雑談をして笑っています。また、みんな好奇心旺盛で人懐っこくて、ぼくにたくさんの質問をしてくれました。
人々は生き物を大切にし、動物に食べ物をわけてあげ、ぼくの家族は小さな虫でさえ決して殺しません。
誰かのお家にお邪魔した時は、これでもかという程もてなしてくれます。人と人との間のおもいやりをいつも感じていて、日本ではインドの人々を見習って、こういうふうに生きたいなあとよく思いました。

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インドのお母さん。僕の帰国が近づき、お別れに泣いてくれた

インドの地域のお祭りはさわがしく、盛大でした。大音量の音楽に合わせて、踊りを身体全体で踊ります。
だいたいインドはどこでもにぎやかで、汽車やバスの中でも音楽をかけて踊りました。インドならではの良い意味でクレイジーなお祭りを楽しみました。

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ホーリーという色つきの砂をかけあうお祭りのときの写真で、全身黄色になりました

さて、日本に帰って一ヶ月が経ちました。
インドで一番つらい思いをしたことというのは、勉強が好きでほんとうにしたくても言葉の壁があり、教科書が読めなかったために勉強するということがほとんど不可能だったことです。
日本の学校が始まった今、学びたいだけ学ぶことができて本当に楽しくて幸せです。ぼくは恵まれているといつも感じます。やりたいだけ勉強ができるというのは簡単なことではなく、周囲の環境が大切だとぼくは考えます。

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自転車で市内を廻っていたとき

インドの生活を経て、日本は勉強したい人がしたいだけする自由が与えられているのではないかと感じます。
インドの大衆レストランで、雑用をこなしている中学生くらいの男の子を見ました。路上で物乞いをする人々も多くいて、確かな貧富の差を感じました。
ぼくの夢の一つは、世界の子供たちに等しく、学ぶ権利をもたせることです。

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お姉さんの結婚式で、僕を中心に一枚の家族写真を撮ってもらった

2016年2月 広島市高校生交換留学生奨学生
AFS62期 インド派遣 / 平田駿輔

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