帰国してあっという間に一ヶ月が経ってしまいました。
久しぶりに帰った日本は蒸し暑く、忙しい国でした。
爽やかで美しい夏のフィンランドでのんびりした暮らしがとても懐かしいです。

本当に貴重な体験ができた10ヶ月でしたが、その中で一番に考えさせられたことは、人との関わり方でした。
自分が自由に操れない言語で、文化や考え方さえも違う人とのコミュニケーションはストレスを感じるものでした。しかし、伝えたいという気持ちさえあれば、相手も理解してくれるということを学ぶことができました。

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前回のレポートで、楽しみにしていたラップランド旅行が苦い思い出に変わってしまった話をしましたが、実はあのレポートを書いたあとこんな出来事がありました。
四月下旬にあった、三泊四日の水道なし電気なしの森の中でのキャンプ、その名も「ワイルドキャンプ」というAFSのイベントでのことです。
ラップランド旅行のこともあったので、日本人の友達は行かないというので、私も正直行くつもりではありませんでした。しかし、主催支部のわたしの支部から人数が少ないから参加してほしいという話を聞き、参加することになってしまいました。

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ワイルドキャンプで仲良くなった仲間たちと

嫌々行ってもしょうがないと開き直り、ラップランド旅行の二の舞にだけならないように話の輪のなかに入ろうと努力しました。
その結果、体験したことのないワイルドすぎる生活と、薪を囲んでのおしゃべりばかりの時間を共に過ごすことで、他のAFS生とすっかり仲良くなることができました。
最後の別れのハグで、「あなたはそっちのほうが絶対いいよ。シャイにならないで!」と言葉をかけてくれた仲間ができたことは、私にとって大きな自信になりました。
私は、あのラップランドでの挫折がこんな形で挽回できるとは思っていなかったので本当に嬉しかったです。もしも、のり気じゃなかったこのキャンプに来ていなかったら、苦い思い出をそのまま日本に持ち帰っていたかもしれません。

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夏にホストマザーとハイキングに来た島にて

このプログラムに参加したことで、私は世界中にできた友達が持つ文化、話す言語に興味を持つようになり、世界に目を向けるようになりました。
私を送り出してくれた日本の家族や友達と、フィンランドであたたかく迎え入れてくれたホストファミリーと学校の先生方や友達への感謝の気持ちでいっぱいです。

2016年8月 高校生交換留学生奨学生
AFS62期 フィンランド派遣 / 大和佳代

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