私がスイスに来てからもう5ヶ月が経ちます。毎日が充実していて、時間がとても早く過ぎていきます。
初日、冬の闇夜に佇むアルプスと山小屋の明かりを見て初めて、スイスに来たんだと実感したのをまだこの間のことのように覚えています。

スイスには4つの公用語があるのですが、私の住んでいるチューリッヒではドイツ語が話されます。
正確に言うと、ドイツ語が訛ったスイスドイツ語というものなのですが、これを聞き取れるようになるには、とにかく会話をたくさん聞くしかありません。なにせ勉強方法がないので、ドイツ語を上達させた後に、たくさん会話を聞いて、やっと理解できるようになります。
私のホストファミリーはフランス語を使うことの方が多いので、さらに勉強しにくい環境なのですが、私は、これは逆にラッキーな事だと思っています。何故なら、より多くの言語に触れられるからです。

1番右が⾃分、隣がホストブラザー。スイスを⾃転⾞で5⽇間かけて周った時。400km以上、⾼さは合計して7000m以上⾛った

実際、私はフランス語は勉強していませんが、聞いているうちにいくつかフレーズを覚えることができました。
それに、留学生の友達はスペイン語、タイ語などを話すので、本当にたくさんの言語に接する機会が多いです。今まで日本語と英語ぐらいしか喋れなかった私には、この環境はとても刺激的で、自分の中の世界が一気に広がりました。

ホストマザーの友達と⼭⼩屋にて

ホストファミリーは、私が退屈しないようにいつも気遣ってくれるとても優しい人達です。もともとお互いの趣味が合うということも大きいと思うのですが、知り合いの農家に、私がスイスの農業体験をできるよう頼んでくれたり、スイス中を自転車で周る学校の企画があるよと教えてくれたり、とても良く私の事を理解してくれて、この気遣いには感謝してもしきれません。
お陰で本当に充実した留学生活が送れています。

ホストブラザーの友達と。ホストファミリーの別荘がある⼭で

まだ留学してちょうど半分ですが、それだけでも本当に多くの事を学び、感じることができました。自分にとって新しい文化や言語、考え方、日本についてなど挙げればきりがありません。
ホストファミリーや現地の友達、日本で支えてくれる方々、AFS協会とみちのく応援奨学金関係者の皆様には本当に感謝しています。
残された留学期間も悔いのないように過ごしていきたいと思います。

みちのく応援奨学生
AFS64期 スイス派遣/ 佐藤辰哉

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