私のスイスでの留学生活は思っていたより早く終わってしまいました。新型コロナウイルス拡大防止による早期帰国です。全く予想していなかったため帰国後1ヶ月が経とうとしている今も、この事実を受け止められずにいます。

ホストファミリーと友人家族でイタリア旅行をした時の写真

前回のレポート提出からの1ヶ月間は私にとって、とても濃い時間でした。
前回のレポートで書いたように私は自分に自信をつけ、新たな自分を探すという目標を掲げ、留学生活を送っていました。家族や友達とより仲良くなりたいという一心で言語の勉強をし、積極的に話し掛けるようにしていました。しかし私自身目標に向かって進めているのか不安になることもありました。
そんな中で決まってしまった帰国、やりきれない気持ちを持ったままの帰国になってしまうと思いとても悲しく感じました。
友達に帰国しないといけないという事実を伝えると、オンライン授業などで忙しい中、時間を作りわざわざ会ってくれました。さらに、報告した次の日だったにも関わらず私のためにサプライズでアルバムを作ってくれたのです。私は涙が止まりませんでした。
そして友達はそんな私を強く抱きしめながら、「友達になれてよかった。」と言ってくれました。その言葉は私にとって何よりも嬉しい言葉でした。自分なりに努力した成果が実感できた瞬間でした。努力が実りそれが自信へと繋がったのです。自分だけでは成し得ない感覚を初めて知りました。

 支部活動でチョコレート工場見学に行った時の写真

私を本当の娘のように愛情を注いでくれたホストファミリーにも感謝の気持ちでいっぱいです。ホストファミリーには様々な場所に連れてもらい、たくさんの経験をさせてもらいました。
私にはお気に入りの時間がありました。それは夕食後のおしゃべりタイムです。物知りなホストファミリーと話す時間はとても楽しく、いつも時間があっという間に過ぎていました。そんなスイスでの楽しい日常が急に終わってしまうと考えると泣きそうになりましたが、残り少ない時間を笑顔で過ごすと決め、涙を必死にこらえていました。私のホストシスターも同じ時期にアイスランドに留学していたため、同じような状況で心配事も多かっただろうに、私のことを考えてくれ、寄り添ってくれました。
ホストマザーが私を抱きしめ「私達は待ってるからいつでも戻っておいで」と言ってくれた言葉に家族の愛情を感じました。

ホリデーハウスで雪だるまを作った時の写真

今、留学を振り返ってみると想像をはるかに超えた最高に楽しいものになっていました。帰国が決まった時はやりきれない気持ちで胸が張り裂けそうでしたが、そこから帰国までの時間で自分を思い返し、目標に向かって進めていたのではないかと思えるようになりました。まだまだ達成したとは思わず、今後も精進し続けます。

授業でスケートをした時の写真

私を快く受け入れてくれたホストファミリー、同じ時間を共有してくれた友達、そして私を留学させてくれ、留学後も変わらず愛情を注いでくれている家族。私にはかけがえのない大切な人達がいます。常に感謝の気持ちを忘れず交流を深めていきたいと思います。
高校生でこの異文化交流という体験ができ、スイスを第二の母国と感じられたことが本当に良かったです。AFS、そして東海東京財団の皆様、貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。

友達との最後の写真

東海東京財団留学奨学金奨学生
2019年・AFS66期 スイス派遣/ 鈴木 日菜

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