私が日本を離れ、チェコ共和国で生活を始めてから早5ヶ月が経ちました。
コロナ禍での留学と言うこともあり出発前から先の事が予想できない状況でした。そんな中、私の一番の理解者であり味方で居てくれるファミリー、私が助けを求めたら十分過ぎるくらいに、手を差し伸べて下さるホストスクールの先生や友達など、たくさんの方の支えの元、私は留学生活を送ることができています。

でも全てが順風満帆に行っているわけではありません。新型コロナウィルスの影響でしばらく学校に行けていないことや、一番楽しみにしていたイベントが中止されたこと、又縮小された行事も幾つもあります。行動が制限されるたびに、何時までこの状況が続くのだろうか、違う年だったら留学生活がもっと満喫できていただろうに・・・、と悔しくなることが何度もあります。
でもその分、ファミリーと過ごす時間は長く一緒に勉強したり、「コロナが落ち着いたらあそこに行きたいね。ここに行きたいね。」と話しながら思いを膨らませています。

思い通りに成っていないのはコロナのせいだけではありません。日本での当たり前は外国では当たり前では無い。分かっていたつもりですが思っていた以上でした。
ハイコンテクスト文化である日本のように「以心伝心」とか「察して貰える」なんて事は全くなく、体調崩していても自分で言うまでは気づいて貰えませんでした。その他にも謙遜していたら「自分を持ちな!」と言われたり、オブラートに包んで答えたら「YES?、NO?どっちなの!」と中々厳しい口調で言われたりと、相手に悪気がない事は分かっていても直接めんと向かって言われるとかなり堪えます。

私の留学目標である「異文化理解」。でも異文化理解は容易なことではありませんでした。
言葉の違いや食べ物の違い、生活習慣の違い等の目に見えている事はほんの一部でした。理解しがたい文化もあれば、まだまだ知らない事が果てしなくあります。過ぎた事で落ち込んでいても過去には戻れないし前に進むしかありません。時間に限りがあります。気付けば折り返し地点も過ぎ残り5ヶ月。思いっきり皆の中に飛び込んで失敗した分だけ成長して、後悔する事の無いよう最後まで走り切ります。
最後に成りましたが奨学金をご支給頂きましたお陰で、今ここにいることができています。感謝を忘れず一つでも多くのことを学んで次に繋げていきます。

AFS平和の鳩プロジェクト奨学生
AFS 68期チェコ共和国派遣 / K.Hさん

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