パナマへ留学してから約5ヶ月経ちました。長いようで短い5ヶ月は今までに体験したことのない新鮮な日々でした。

初めの頃は言語の壁が大きく、パナマの公用語であるスペイン語は挨拶くらいしか分かりませんでした。しかし、ホストファミリーや学校の友達から、英語やジェスチャーを交えて、発音や意味、どんなときに使うのかなど、細かく丁寧に教えていただいたことで、スペイン語が少しずつ上達しました。さらに、基本的な文法や難しい単語も、より早く覚えることができるようになりました。そして、語学力が上がり自分でできることが少しずつ増えたことが自信に繋がり、クラスメイトがよく使う表現を積極的に使ってみたり、初めてみる現地の食べ物を食べてみたりと、様々なことに挑戦することができるようになってきました。

ホストファミリーと海にて

この5ヶ月間の経験のなかで、日本とパナマの違いをたくさん見つけることができました。私が日本とパナマで大きく違うと思ったことの一つは自己を主張する力です。授業では、わからないことがあればすぐ先生に質問したり、反対の意見であれば自分が納得できるまで主張したり、と日本ではあまり見られないことに圧倒されました。最初は恥ずかしさや遠慮もあり、みんなの前での発表は不安でいっぱいでしたが、失敗しても大丈夫という環境のなかで学習することによって、今では不安はあまり感じなくなりました。

ホストファミリーと自転車を漕ぎに海辺へ

パナマでの学校生活や家族との関わり方などを通して、あらゆるところでたくさんの発見がありました。不便と感じることや不慣れなことを経験することで、日本の整備された環境や治安の良さの素晴らしさが、身にしみてわかりました。最初は、食生活や日常生活の違いから戸惑うことがたくさんあり、落ち込むこともありましたが、少しずつ慣れることによって、自分の中でプラスの思考に変換ができるようになり、楽しく生活できるようになってきました。

学校の設立記念日にパナマの民族衣装で

留学はあと5ヶ月ほどですが、これからもより成長できるように1日1日を大切にして頑張っていきたいと思います。
最後にこのような充実した留学生活を送ることができているのは、赤羽先生、赤羽先生のご家族、AFSのスタッフさんや日本、パナマの家族のおかげです。本当にありがとうございます。

赤羽恒雄博士記念ながの奨学金
2023年・70期 パナマ共和国派遣 / G.Kさん

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