アメリカ合衆国ミズーリ州での留学生活も、折り返し地点に入りました。これまでの留学生活を振り返る中で、私が最も強く感じていることは、自身の積極性が向上したことです。

私の通っている学校には様々な国籍の学生が在籍しており、アジア人であることを理由に差別されることも、特別扱いされることもありません。そのため、自分から話しかけなければ、相手に興味を持ってもらえる機会は多くありません。また、授業ごとに教室移動があり、季節ごとに異なる部活動に参加するため、多くの人と出会う機会があります。
そのような環境の中で、私は自分から積極的に話しかけることを意識し、新しい友人を作ることができました。日本とアメリカの文化の違いについて興味を持ってくれる人も多く、その話題をきっかけに会話が弾み、親交を深めることができました。

留学前、日本に来た留学生と接する機会がありましたが、自分の英語力に自信がなかったため、自分から話しかけることができませんでした。話す機会があっても会話が弾まず、すぐに途切れてしまうことも多くありました。しかし現在では、自らチャンスを見つけ、多くの人に話しかけることができるようになりました。
一生懸命伝えようとする姿勢や、常に笑顔でいることの大切さを学んだと感じています。その結果、英語で会話をすることや自分から積極的に話すことへ抵抗感が減りました。

また、「とりあえずやってみよう」という気持ちで、さまざまなことに挑戦するようになりました。
特にチャレンジ精神が身についたと実感した出来事は、遊園地でジェットコースターに乗ったことです。もともとジェットコースターが苦手で、これまでは友人が乗っている間、乗らずに待っていることが多くありました。しかし今回、勇気を出して挑戦し、実際に乗ることができました。
その結果、ジェットコースターの楽しさに気づき、「怖いから」「苦手だから」と諦めるのではなく、まず一度挑戦することの大切さを学びました。

私のホストファミリーはとても温かく、本当の家族のように接してくれます。しかし、私は自分に自信がなく、「私を受け入れたことを後悔していないだろうか」「こんなに良くしてもらっているのに、それに応えられているのだろうか」と、不安に感じることがありました。
そんな時、ホストマザーから私を受け入れようと思った経緯を聞く機会がありました。そこで、これまで悩んでいたことや不安に思っていたことをすべて正直に話しました。すると、「まだ1ヶ月も経っていないけれど、受け入れて本当によかったと思っている。いろいろなことを話し、一緒に体験できてとても楽しいよ。」と言ってくれました。その言葉を聞いた瞬間、ずっと苦しかった心が一気に溶けたような気持ちになり、とても安心したと同時に、強い喜びを感じました。
この経験を通して、悩みを一人で抱え込まず、相手に伝えて話し合うことの大切さを実感しました。それ以降、少しでも家族に恩返しができるよう、家事を手伝ったり、日本食を作ったりするなど、異文化交流を意識した生活を送るようになりました。その結果、「受け入れた留学生があなたでよかった。」と言ってももらうことができ、血のつながりがなくても本当の家族のように受け入れてくれることの温かさに、深く感動しました。

残りの留学生活では、これまでの経験を活かし、人との出会いを大切にしながら、後悔のないよう、できることにはすべて挑戦していきたいと考えています。また、家族と離れて暮らす中で、家族の優しさやありがたさにも改めて気づきました。遠くからいつも支えてくれている家族や、本当の家族のように受け入れてくれているホストファミリー、AFSのボランティアの方々、そして留学を通して関わったすべての方々への感謝を忘れず、残りの留学生活を送りたいです。

今このような素晴らしい経験をさせていただいていることは、決して当たり前のことではなく、多くの方の支えがあってこそ成り立っているものだと常に意識し、感謝の言葉は恥ずかしがらず、感じたときに素直に伝えていきたいです。

この写真は、クロスカントリーの仲間とキャンディーを投げながら学校周辺を回った際に撮影したものです。
八月から十月まで、毎日放課後に練習があり、とても充実した時間を過ごすことができました。部活動が終わった現在も、廊下ですれ違うと手を振ったり話したりする友達がたくさんできました。

この写真は、ホームカミングの際に撮影したものです。体育の授業で仲良くなった友達が「一緒に行こうよ」と誘ってくれました。
現在私はミュージカルの裏方をしており、このグループの多くの友達もミュージカルに関わっています。そのため彼らは私にとって最も仲の良い友達です。ハロウィンパーティーやニューイヤーパーティーも、このグループの友達と一緒に楽しみました。

この写真は、ホストシスターとホームカミングのダンスパーティーの際に撮影したものです。同じ学校に通っているため、とても心強い存在です。
本当の姉妹のように、いろいろなことを話したり、一緒に多くのことを体験したりしています。

この写真は、家族、いとこ、祖父母と一緒にクリスマスパーティーをした際に撮影したものです。みんなでクリスマスツリーの帽子を作り、賑やかで楽しい時間を過ごしました。
親戚は近くに住んでおり、一緒に部活動の試合を見に行ったり、夜ご飯を食べに行ったりするなど、とても仲が良い家族です。ホストシスター二人とホストブラザーは遠くに住んでいますが、このようなイベントの際には一緒に過ごすことができ、幸せな時間でした。

三菱商事高校生海外留学奨学金 奨学生
2025年・72期 アメリカ派遣 T.A.さん

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