3月6日(日)支部内でも比較的コロナ感染が抑えられている飯田市において、アジアの架け橋プロジェクト生3名の送別会が開かれました。

参加者はコロナ禍もあり、生徒とホストファミリーとLP中心の14名でしたが終始和やかでした

まずは飯田市の美術博物館を見学。南アルプスをかたどった屋根が特徴の原広司氏設計の館の中には、地元出身の日本画家菱田春草の画や下伊那地域の民俗芸能の展示、鉱石や活断層など自然科学の分野、特別展であった正宗得三郎の油絵の展示が楽しめて、参加者がそれぞれ興味のある分野の展示に見入っていました。
事前の打ち合わせの中で外国からの高校生の見学だと伝えると、団体による学習会という届け出をして、入館者全員を100%減免にしていただけました。感謝。

美術博物館のホールでの1コマ。打ちっ放しのコンクリートの壁面が独特な雰囲気です

美術博物館の快諾があり、休憩所のスペースを貸切の状態で使用して、感謝状の授与や生徒のお礼のスピーチの披露、ホストファミリーの感想コメントなどを行いました。感謝状は過去の生徒のイラストをデザインした支部で作ったオリジナルの台紙です。

支部オリジナルの感謝状。過去の受け入れ生タイのラーラのイラスト図案で作りました

「スキーやスケートを初めて体験しました」「何でもよく食べてくれました」「たくさんの人に感謝しています」「やり残したことがあるなら、また日本へ来てね」などなど。
お互いもう少し長く留学できればよかったのに、と悔やむ声もありましたが、短くなった留学期間を感じさせない絆ができたようでした。

インドネシア生は2つのファミリーにお世話になりましたが、どちらも大勢のホストシブリングがいて淋しくなかったそうです
カンボジア生はマザーとシスターと参加。農家のファミリーのお手伝いを進んでやりました
マレーシア生は同じ高校のシスターとシェアルームで生活しましたが、この日もとても仲良し。医療従事者のマザーは大事をとって欠席でした

今回特に印象的だったのはホストシスターやホストブラザーと心底仲良くなったことでした。小学生のシスターたちが生徒にまとわりつくさま、同年代のブラザーやシスターとおしゃべりに興じるさま、傍から見ていても微笑ましいものでした。
生徒たちは口々に「第二のふるさとになった」と言ってくれましたが、ファミリーとの絆がそう言わせたのだ、としみじみ思い、愛情深く生徒を受け入れていただいたファミリーの皆様に改めて感謝です。

スキーやそば打ち、お風呂の順番を決める「いっせっせ」のゲーム。ホストファミリーとのさりげないけど楽しい時間の数々
お味噌汁を作ったりマレーシア料理を作ったり。外に出かけなくても異文化交流ができました
初めてのホストファミリーで少し疲れました。でも生徒の笑顔はとてもステキ」とはマザーの弁
この日揃ったワカモノたち集合!生徒たちの表情も以前よりずっとリラックスしています

支部へのお問合せ

(公財)AFS日本協会 長野南信支部
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