すでにアルゼンチンで私の留学の半分を過ごしました。今私はすごく落ち着いています。

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ここの生活はまるで私の日本の生活とは真逆です。例えば、夕食はとても夜遅く、家が友達と近くみんなで集まって夜ご飯食べたり、学校は午後だけだったり、食べ物が全然違ったり、パーティーや、ディスコが沢山あったり、挨拶は抱き合いほっぺにちゅーをします。まだまだたくさんあります。とにかく違うことだらけだけど、今ではもう自分の習慣になりました。
ここに着いた時に知っていたスペイン語は「こんにちは」「ありがとう」「どういたしまして」だけでした。日本にいた時は、なかなかスペイン語の勉強は進まず覚えられずで、結局やっと覚えた単語はそれだけでした。

つまり、何も喋れず、言ってることは何もわからないので聞くだけで、私はとても泣き虫なので、毎日泣いては、みんなはほんとに優しくてそして励まされ、「大丈夫、ゆきはゆっくりまなんでいいんだよ。私たちが全部教えるよ。なんでも言ってね。」と。泣く度泣く度いつも。
初めて学校に行った時も、先生の質問が全然わからず泣いて家に帰りました。そのころは、本当にここに1年いれるのか心配になりました。それと同時に、本気で勉強しなくちゃと思い、私のスペイン語がスタートしました。

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ホストファミリーと

私はある街に住んでいます。街の名前はマッカチンです。それは、それは、とても小さい街で田舎の自然です。小さい街だけど、そこに住んでいる人たちは、かなり大きな心を持っています。
私の親は、毎日朝から晩まで懸命に仕事をしています。いつもとても疲れているのにも関わらず、美味しい夕食をつくってくれたり、私が元気かいつも心配してくれます。
そして三人の姉妹がいます。一人の妹と一緒に住んでいます。彼女はいつも私のスペイン語を助けるために、積極的にたくさん話しかけてきます。私の誕生日には、朝からケーキをたくさんつくってくれました。
二人の姉は、仕事と大学のためにブエノスアイレスにすんでいます。家族で彼女の家を訪れた時は、お寿司を作ったり1000ピースのパズルをしたりお買い物しに行きました。
私は姉妹を持つのは初めてだったので、どうコミュニケーションをとったらいいかわかりませんでした。しかし、彼女達はとてもフレンドリーで優しいので、そんな私をもいろんなことにまぜてくれます。この家はとても喜怒哀楽の激しいいい家族です。

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ところで、学校での私のクラスメートはユーモアがあって面白くてとてもいい友達です。
授業よりもお喋りがおおく、話がつきません。授業で私がわからない時は多くの言葉を使って、私がわかるまで説明してくれます。教室でもよく泣いています。その度に、彼らはあらゆることで私を笑顔にしてくれます。授業は全然わからないことだらけだけど、彼らがいるから私はがんばれます。
私はアルゼンチンの食べ物が大好きです。例えば、アサード、ドゥルセデレチェ、チョリソ、フィデオ、パステルデパパ、ピザ、等。クラスメートとアサードを食べるのはとても盛り上がって楽しいです。
食べたあとは、ディスコにでかけました。私の街はバッタッチャと呼ばれるディスコがあります。既に、3箇所のディスコに行きました。その中で一番好きなのはやっぱりバッタッチャです。今ではたくさんの曲を知っているのでさらに楽しいです。

そして、私が初めてここに来た時、初めて友達になったひとについてはなそうとおもいます。彼らもまた、大学のためにブエノスアイレスに住んでいます。連休がある度に街に帰ってきます。そして、夕食をみんなで食べたあと、夜に音楽をかけてドライブしたり、映画を見たり、おしゃべりをします。彼らといる時が私にとって一番楽しいです。ほかの人は教えてくれないようなことまで教えてくれるのです。
冬休みには、製塩場に連れていってくれました。雪のように辺り一面が真っ白で晴れてるのに全然溶けない雪のようでびっくりしました。そしてすごく綺麗でした。
それから、学校の廃墟にも行きました。そこに名前や日付、私たちのグループの名前も書きました。いつかまた彼らとそこに戻りたいです。

さらに、彼らは私の誕生日に私のイニシャルの彫られた指輪をプレゼントしてくれました。本当に美しくて私の一生のたからものです。彼らのおかげで少しずつだけど、私のスペイン語はよくなっています。

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ブラジル、タイからの生徒と

まだ、半年なのにたくさんのことを学びました。私の周りの人は、アルゼンチンでも日本でも、本当にいい人たちだと改めて実感しました。いつも私を助けてくれます。どうやって彼らに感謝をすればいいのでしょうか。もっとありがとうを伝えたいです。
つまり、友達、クラスメート、家族に伝えるためには、話すためには、一緒に笑うためには、たくさんのスペイン語を知っていなければなりません。ほんとに彼らを愛してます。
残された貴重な時間を大切にしたいと思います。

2015年8月 アルゼンチンより
AFS62期生/ジャパン・ソサエティーみちのく応援奨学金 永崎友貴

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