ノルウェーから帰国して1ヶ月が経とうとしています。
少しずつ日本の生活にも慣れ、本当に留学していたのかな、というような不思議な気持ちになり始めていますが、やはり日本で以前と同じような生活していても留学前と後で自分の成長、考え方の違いに気づく部分があります。

留学生活をふりかえってみて、辛いこと楽しいことを沢山経験したけどそれら全部含めてノルウェーに留学してよかったなと思っています。
私が留学生活で特に学んだのは大きく分けて自分のことを自分から話すということ、相手に興味を持つということです。

ノルウェーはシャイな人が多かったので、ノルウェー人自ら初対面の人に話しかけることは少なかったように思います。
シャイな国民性ということは出発前から聞いてはいましたが、留学生なら興味を持ってもらえるだろうと最初は受け身の体制でいました。
しかしそこで興味を持ってくれるのは最初だけ、それ以降は完全に会話の蚊帳の外という現実を突きつけられ、学校では居心地があまりよくありませんでした。

日本では私のことを知っている仲のいい友達が沢山いたので問題なく生活できていましたが、 その日本で送っていた学校生活との差にとても悩み、ホストマザーや留学生受け入れ経験のあるサポートファミリーに相談したり、手当り次第に友達にわからないことを聞いてみたり、自分自身についてもっと喋ったり、相手を知ろうとする努力をしていくうちに、段々と友達も多くなり皆たくさん私の留学生活、日本での生活についても興味を持って、楽しそうに聞いてくれたので、最初は「留学生に無関心なノルウェー人」と思っていましたが、段々と国民性を理解していくうちに「留学生と本当は話したいけどシャイで話しかけられないノルウェー人」という見方に変わっていきました。

それらの経験をしてノルウェーで出会ったたくさんの友達、親戚たち、近所の人たち、ハンドボールの仲間たちなど様々な人々に会い、話していくうちに母国語ではないノルウェー語で、しかも人種も文化も違う人達とコミュニケーションできている自分にとても自信を持つことが出来ました。
日本に帰ってからも、友達に、明るくなったねとか、コミュニケーション能力あがったねと言われたのもとても嬉しかったです。
日本では1つ下の学年に入って、また新しい環境ばかりですがノルウェーでの1年間頑張れたんだから今の私ならできると信じて生活していこうと思います。

オデッセイIT奨学金 奨学生
AFS 64期 ノルウェー派遣 佐藤みを

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