AFS平和の鳩プロジェクト

AFS平和の鳩プロジェクトは、1962~1963年、AFS年間派遣プログラムの9期生として渡米された方が「人生に大きな影響を与えたAFSの留学体験を次の世代につなぎたい」という思いを託してくださったことで成立した奨学金事業です。2020年派遣から2024年派遣までの5年間に計25人の海外留学を志す高校生の挑戦を応援しました。各奨学生は留学先で出会った人々と過ごす中で得た学びを糧に、それぞれの道で活躍しています。

目的:次世代への「一生を変える体験」機会の提供。平和構築を担う人材の育成。
内容:年間派遣プログラム参加者を対象とした全額奨学金の提供、留学準備金の支給
設立:2019年
活用:2020年派遣~2024年派遣(5年間)
支援人数:25人(新型コロナウイルス感染症の影響等でプログラム参加が叶わなくなった生徒6人を除く)

寄付者に伝えたいこと ~奨学生からのメッセージ~ 

  • 僕はもうこのAFSで人生を変えられたと思ってるんで、本当に僕の人生を変えてくれて本当にありがとうございました、ということを一番伝えたいです。
  • 本当に私はこの機会がなかったら留学は行けず、日本の一定方向から見た物事しか自分の見方が育たなかっただろうと思う。留学に行けてなかったら今の自分はないし、人生にチャンスもくださってもありがとうございます、とお伝えしたいです。
  • 自分の力だけではできないことを支えてもらって本当に本当に感謝しています。本当にこの10ヶ月、留学の10ヶ月間で自分としても変わって成長してその機会を与えてくださったこと。本当に感謝っていう言葉しか出てこないんですけども、心からお礼を申し上げたいです。
  • 将来的にやりたいことや今の自分を形作っているのは本当に留学、AFSで平和の鳩プロジェクトで奨学金をいただいて、それで留学に行かせていただいてたくさんの経験をしていろんな人とつながれたことが原点にあると感じています。留学での体験や得たもの、仲間とのつながりや縁を大切にして、今後も尽力していきたいと思っています。
  • ありきたりな言葉ではあるのですが、感謝してもしきれないというか本当に自分の今後の人生も変えてくれたなと思っています。本当に自分なりに恩返しを今しようと頑張ってAFSの活動に参加していて、それ以外にも恩返しではないですが、誰か知らない人に恩を贈れるような人間になれたらいいなと思っています。

関連ページ:1期生授与式第2期壮行会第3期壮行会第4期壮行会第5期壮行会 

KOKO基金

KOKO基金は、AFS年間派遣プログラム第4期生(1957-1958)の今里直子さんのご遺志をもとに2008年に設立された基金です。日本におけるAFS活動のあゆみと歴史を後世に伝えるために活かされています。基金名は今里さんの愛称“KOKO”にちなんで名づけられました。

AFSは、高校生を対象とした交換留学事業のパイオニアです。日本におけるAFS活動は、プログラムに参加した先輩から後輩へとその志が受け継がれる形で発展してきました。特に初期にプログラムに参加した方々は、次期派遣生へのオリエンテーション実施、国内での留学生受け入れ体制の構築、活動資金を集めるための寄付活動やプログラム開発など、さまざまな国や文化との交流機会の創出、異文化学習機会の拡大に尽力してこられました。KOKO基金は、このようなAFS活動の歴史を次世代に伝えるため、書籍や映像などの資料の収集・整備、展示パネル、冊子の作成に活用をさせていただいています。

目的: AFS活動や参加者の記録と共有
設立: 2008年
活用: 書籍や映像などの資料の収集・整備、展示パネル、冊子の作成

~設立をサポートしてくださった方からのメッセージ~

KOKOさんこと今里直子さんは、AFSの第4期生としてアメリカに派遣されました。後輩となるAFS派遣生のために帰国後から精力的に活動されていました。1963年からはAFS海外代表部の日本代表(Overseas Representative)を務められました。人と人のつながりを本当に大事にされる方で、情報を集めることと、それを活かすことがとてもお上手でした。日本における初期のAFS活動は今里さんをはじめとする一桁世代の帰国生に支えられていましたが、ホストファミリーの成り手や活動に必要な資金集めなど、今里さんの人脈によって開拓されてきた側面も大いにあると感じています。
大学をご卒業後はアメリカの最難関大学のひとつペンシルベニア大学で修士号を取得され、長く広告業界の第一線で活躍されました。お仕事を通して出会われた大手企業とのつながりもAFSへの活動支援へとつなげてくださいました。日本のAFSが財団法人化するときにも大変ご尽力くださいました。人と人とのつながり、歴史を積み上げていくことがいかに大切かを身をもって示してくださったように思います。
今里さんとは個人的なつながりから親しくさせていただいていました。お身体の具合が悪くなったときに幾人かのAFS仲間とお見舞いに伺いましたら、香典はAFSに寄付をしてほしいと家族に頼んである、というお話をされました。具体的な活用方法についてのお話はありませんでしたが、「AFSISNEWS」というAFSの初期の瓦版が幾度かの事務所移転を経て散逸してしまったことをとても嘆いていらしたことや、活動の歴史を語り継いでいくことの大切さを説いていらしたことから、歴史アーカイブの整備に活用させていただくことから始めました。その後もご家族様から継続してご寄付をいただき、こうして歴史を語り継げていることは、本当にありがたいと思います。
(最上沙紀子さん)

関連ページ:4期生座談会
(2つ目の動画に今里さんがインタビューに答えていらっしゃるシーンがあります)