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僕がアメリカ・サウスキャロライナに来てから、約7ヶ月。僕の身の周りのすべての事が新しくて、楽しくて、僕をワクワクさせてきてくれた留学生活も終盤に差し掛かりました。
そして今、こうして僕の生活を振り返って見ると、やはりすべてがあっという間だった、という気がします。

本場アメリカのハンバーガー、日本では経験する事のできない銃のシュート場、大学フットボールに関わらず巨大なスタディウムを所有するチーム、知らない人同士でも気軽に話しかけ、自分の気持ちをしっかりと伝えるような人々。
多人種国家のアメリカの中でも多人種を感じることのできるここサウスキャロライナ。そのような日常が僕の生活を彩っていきます。
そしてその生活の大部分を占めているのは学校生活です。

私の通っているブライスウード高校は、とても大きな学校で、敷地内に湖、サッカー場、フットボールスタジアムを持っているような学校です。初めて学校へ行った日、驚き過ぎて時差ボケが吹き飛んだような気持ちになった事を覚えています。

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学校のサッカーチームの練習

アメリカでの学校生活は、最初の1、2週間とても苦労したことをよく覚えています。友達は1日目に驚くほど作ることが出来たのですが、僕の英語力に問題があり、全く会話をすることができませんでした。
それでも、優しく接してくれ、私が理解するまで何度も話しかけてくれたり、ゆっくり、はっきり話してくれた友達のおかげで、その後は徐々に会話を持てるようになりました。
僕は、本当に友達に恵まれていて、とっても早い段階で仲のいい友達が出来ました。というのも、初めての学校の日に、先生が名前を読めず「シュンスケです。シュンって呼んでください」と自己紹介できた事がいい方向に向いてみんな、シュン、シュンと呼んでくれるようになりました。
みんなとても気さくなので、よく知らない人からシュンと呼ばれること、発音しようと挑戦してくれて音が似ているので、チーズケーキ、ショートケーキと呼ばれることもよくあります。

たくさんの友達ができ、会話を持つと、日本について聞かれることがよくあります。その時、ほとんどの人が、日本についてカッコいい、という印象を持っていてマンガ・アニメカルチャーは当たり前で、中には日本語を学んでいる友達もいます。
僕は、正直、アメリカに来るまで日本への強い興味はありませんでした。しかし、彼らと会話を持つ中で僕自身も日本のカルチャー、パーソナリティに興味をもつようになりました。
日本に帰ったら、全部の伝統行事を大切に過ごそうと思います。このようなことは外に出てやっと気づけたことで、とても良かったと思います。

僕の生活を、楽しいものにしてくれている友達は、本当に僕にとってありがたい存在です。また彼らの気さくさ、優しさも全面に感じています。
もしこれが日本なら、みんなあんまり話しかけないという悲しいことが起こっていると思います。

今までアメリカで本当にいい経験をさせてもらいました。でもまだ残っている4ヶ月という中で僕は、まだやれることが山のようにあるとおもいます。これから、またさらに、たくさんのこと、新しいことを経験して、未知のことに気がつければいいな、と思います。
また、みんなに日本の文化、さらには震災のことを知ってもらえるように日々努力していきます。

最後に、このような素晴らしい体験を提供してくれている、ホストファミリー、友達、先生。またそれをサポートしてくれている、日本の両親、AFSジャパンのみなさん、そしてジャパンソサエティーみちのく応援奨学金の皆さんに、心から感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございます。

2013年3月 アメリカより
AFS59期生/ジャパン・ソサエティーみちのく応援奨学生 中村駿介

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