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アメリカに留学して約8ヶ月となり残りあとわずかになった。日本にいた時は時間がこんなにも早く過ぎ、短く感じるとは思ってもいなかった。だが、それは今思うと毎日毎日が充実していたからだと思う。

私は California の San Luis Obispo という町に住んでいる。人口は45,000人くらいだ。
ホストファミリーの構成は、お父さん、お母さん、ホストシスターが2人でホストブラザーが1人、そして鶏を五羽飼っている。
そのうちの1人のホストシスターは私と同じ学年で毎日一緒に学校に行っている。ホストシスターとは本当に仲が良く、何でも言い合える仲だ。また、彼女はとても社交的で友達が沢山いるため、彼女を通して友達も沢山できた。

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まず私が通っているアメリカの学校について。学校は毎日決まった時間、8時に始まり、3時10分に終わる。また、授業も毎日同じ教科であって、5時限ある。
アメリカの学校の授業は自分で選択して受けるという、日本とは全く違う制度だ。そのため、自分が興味のある分野を学ぶことができるという長所がある。英語やアメリカ史、数学などの基本教科の他には、私は元々スペイン語に興味があったため、スペイン語の授業をとったり、お花やギターの授業をとったりした。
どれもとても興味深く、楽しい授業だ。しかし、まだまだ分からない単語は授業中に沢山でてくるため、電子辞書が手放せない。

日本とアメリカの授業の一番大きな違いは、アメリカ人は授業中沢山発言し、自分が納得するまで質問するという、日本ではあまりみられない積極的な姿勢だと思う。
また、私は水泳部にも所属している。部活動といっても、日本のような厳しい、というイメージのものではなく、どちらかというと楽しい、というイメージの方が合っていると思う。私は水泳部に入ったおかげで友達も沢山でき、より社交的になったと思う。練習試合のようなものは毎週あるため大変だが、楽しいことの方が断然に多い。
ただ、水泳をやっていて一つだけ嫌なことがある。それは、プールが屋外なため、日焼けをすごくするということ…。周りには白人が多いため、こんがり焼けている私はとても目立つ。日本では比較的、日焼けはせず、白くなりたいという人が多い反面、アメリカでは日焼けしたいという人の方が何故か断然多いのが面白い。

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そして、友達づくりについて。これはもしかすると私がアメリカで一番苦労したことかもしれない。日本にいた時の私はとても明るく、自分からどんどん話しかけるようなタイプだったため、あまり友達については悩まなかった。
だが、アメリカに来た始めの頃の自分は英語を思うように上手く話せず、自分に自信がなかったため、どうしても控えめでおとなしい自分になってしまっていた。そんなことが数ヶ月続き、とうとうそんな自分に嫌気がさしたため、もう無視されることや英語が上手く話せないことへの恐怖感を忘れ、とにかく沢山話した。
そうすると不思議に、友達ができてきた。今となっては友達に会うのが楽しみで毎日学校に通っている。彼らや彼女らがいなければこんなにもアメリカでの生活を楽しめてはいないと思う。

海外にきて初めて日本との違いを発見することもできる。まず、アメリカの家庭では親と子供たちの距離が日本よりも近く、一日の中での会話の時間が長いように感じる。なぜならアメリカでの仕事の終了時間が日本よりも2、3時間早いからだ。
また、友達との遊び方も日本とは少し違うように感じる。アメリカには日本のようにカラオケ館やゲームセンター、プリクラ機など、日本ならではの場所がないのだ。
また、アメリカではある程度の年齢になると車を運転することができるため、私は、友達と遊ぶ場合は、ダウンタウンや海、友達の家に行ったりしている。日本ではできない体験が出来て、とても良い体験となっている。

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私に残された時間はあと3ヶ月もない。これまで日本では体験できないようなこともしてきた。残りの時間を無駄にせず、今までよりも一層充実した時間を過ごせるよう、私のことを支えている方達への感謝の気持ちを忘れずに精一杯頑張っていこうと思う。

2013年3月 アメリカより
AFS59期生/ジャパン・ソサエティーみちのく応援奨学生 今野真理子

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