自分のメキシコでの1年間。本当に多くのことがあった1年で、一言や二言、原稿紙の一枚や二枚で表現すること自体があり得ないことだと思うくらいの1年だった。それは見たもの触れたもの、聞いたものによって考えさせられ、感じさせられたことだった。

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ホストファミリーの実家家族と

まずメキシコということで環境が違う。本当に違う。習慣からして、なんか日本にはない別の生き方、人生の楽しみ方を学んだと思う。自分の好きなスペイン語の一つに así es la vida というものがある。これは“だって人生だもの”のような意味で、何かきついことがあっても、前向きにとらえるというメキシコ人の生き方もあると思う。
また、ニュースや新聞などで流れているメキシコの情報、行かなければそれが本当かどうか知ることもなかったこともたくさんある。たとえば、どれだけメキシコは危険か、メキシコに行く前は何人もの同級生が“メキシコに行って大丈夫なのか?”と聞いてきた。実際の生活では時間や場所、状況など気を付けなければいけないことはあるにしても、そこには日本と同じように生活があり、行って実際に見ることの大切さを感じた。

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友達と最後にバスターミナルで

半年前のレポートでも書いた通り、ホストファミリーとホストスクール、友達関係は本当に恵まれた。感謝、感謝で、ありがとう、ありがとう。
ホストファミリーに関しては、もういろいろな思い出があって、1年前からは想像できないくらいの信頼関係を築けた。自然に接してくれて、本当のメキシコでの生活というものを学べた。
学校でも一人の生徒として接してくれたことで、メキシコの高校生に1年間なれた。友人関係に関しては、もう感謝、感謝。メキシコ人と日本人、日本人とメキシコ人という付き合いでなく、人間と人間の付き合いができた。言葉、文化、今までの環境の違いがあって、こんなにいい人たちに恵まれたことにありがとう。

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パーティーで
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結婚式で

半年前のレポートでとんでもない留学生活にしたいと書いたが、それは得るだけでなく周りに影響も与えること。外に出かけて人と知り合ったり、語学学校に行って日本語のクラスで話したり、毎週のようにFIESTA(パーティー)に行ったり。そういう活動を通して一人の日本人としてメキシコ人の頭の片隅にでも存在が認められたと思う。

こんな機会を得られることはとてつもない幸せで、これからも1年間で得たものを周りに伝えて、自分に活かして生活する。ありがとう。

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ホストファミリーと最後に

2013年8月 メキシコ派遣
AFS59期生/AFSどさんこ奨学生 浅田太郎

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