ムーミンキャラクターやその物語が好きで興味をもったフィンランド。ムーミン谷には、とっても個性豊かな性格をもつ住人達が住んでいます。そこでは「その人らしさ」が大切にされ、自由でのびのびした暮らしがあります。そんな憧れのムーミンの国で、半年を過ごした今日までの留学生活について報告します。

同じ支部の留学生の友達との写真

始めに世界の中でトップレベルの学力を誇るフィンランドの学校生活についてです。その中で私が見つけた日本の学校や教育との違いを紹介します。
1つ目はフィンランドの生徒は先生をファーストネームのみで呼びます。日本でいう「呼び捨て」であり敬称をつけたりせず、上下という関係が曖昧です。
2つ目は授業についてです。私の通っている高校では生徒一人ひとりにパソコンが渡されています。授業では教科書やスマートフォン、パソコンなど、それぞれが自分に合った手段で調べることができます。画一的ではなく自分が好きで得意な方法を選ぶことができるため、より深い学びにつながるのだと思いました。
他には教室にバランスボールが置かれていて自由に使うことができます。「バランスボールは健康に良いから使うんだよ」と先生が教えてくれました。
生徒達がのびのびでき、居心地の良い環境でリラックスできていることが高い学力につながる1つの理由だと思います。

秋にLathiに行った時の写真

次に日常生活についてです。
私のホストファミリーは5人の兄姉弟妹がいる大家族です。家族は森の中で散歩や木登りをしたり、冬にはソリをして楽しみます。遊びには常に自然との関わりがたくさんあります。また水泳やスケートなどもやります。
一人っ子である私にとって兄姉弟妹という存在はとても新鮮で、何事も負けないよう一緒に思いっきり遊んでいます。
休日の夕食は決まっておばあちゃん達の家へ行きます。学校のことや仕事のことなどを話し、みんなで共有します。フィンランド人は、家族みんなで過ごす時間をとても大切にしていると感じます。また友達との交流も大切にします。
フィンランド人はシャイな人が多いと思います。なので私は、自分から積極的に話しかけたり、挨拶したりするときに、笑顔でいることを特に気をつけています。最初の学校生活は緊張でいっぱいだったことを思い出しますが、フィンランド人は関わるととてもあたたかで親切なことを感じられます。そのような毎日の何気ない家族や友達との会話はフィンランド語を勉強する励みになっています。

学校の友達との写真

最後になりますが、どさんこ奨学金の支援を受けることができたからこそ、このような充実した日々を過ごすことができています。支援をしてくださった皆様には、心から感謝の気持ちでいっぱいです。さらに充実して実り多い留学生活になるよう残りの日々も自分らしさを大切に過ごしていきます。今後も温かく見守り下さい。
この度は大変ありがとうございました。

AFSどさんこ奨学金奨学生
AFS66期生 フィンランド派遣 / 小野寺 六花

▼帰国後のレポート: フィンランド留学レポート 性や多様性を認めるムーミン谷の世界

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