あっという間に5ヶ月が経ちました。想像しているよりも遥かに時間の経ち方が早くてびっくりしています。
私がこの5ヶ月ドイツで過ごして感じたことは1つ1つのことに感謝を忘れてはいけないということです。
私はホストファミリーがギリギリまで決まらず、決まったのは出発日の3日前でした。まず私のホストファミリーになってくれた今のファミリーには感謝しかありません。

クリスマスの時にホストファミリーと一緒に撮った写真

しかし、3日前に決まるとなると日本を出発するのにバタバタしてしまいました。荷造りも前々からちょっとずつ詰めてはいたけれど、いざとなるとあれがダメこれがダメとなって母に手伝ってもらってほとんど寝ずに準備をしました。ただでさえ急に決まったことだったので保険のことや学校への連絡と、やることが沢山ある中で手伝ってくれた母には頭が上がりません。
思い返してみると学校の方々にも書類を作成していただいたり沢山お世話になったのに、きちんと挨拶をできなかった先生もいて感謝を伝えきれずに飛び立ってしまったなと後悔しています。その他にもお世話になった方もいて挨拶をしたかったなと思っています。

学校の友達と遊びに行った時の写真

なぜ感謝について思い返す瞬間があったのかというと、私のホストマザーが学校に行く時にお弁当を作ってくれた時でした。まさかお弁当を作ってくれると私は思っていなかったので、ありがとう!と感謝をきちんと伝えてそのお弁当を持って行きました。でも私はそこで、あれ、日本にいた時に母が毎日早起きをして作ってくれていたお弁当に対して誠意をもって毎日ありがとうを言えていたのかな?と思った時に朝忙しいからとかなんだか気恥ずかしいからと言ってお礼を言えてなかったことに気がつきました。
もちろん毎日きちんとお礼を言えている人もたくさんいると思います。しかし私は言えていなかった。これは今思うととても恥ずかしいことだなと思いました。心では感謝していても口に出して相手に伝えなければ感謝の気持ちは伝わらないと私は思いました。

学校の友達とプラネタリウムに行った時の写真

ホストスクールでも、わからないことを教えてくれる友達には毎回お礼を言っています。そうやって支えてくれている人たちがたくさんいるから今私は留学が出来ているんだと思います。
無償でホストファミリー、ホストスクールになってくれていて当たり前のように生活をさせてくれていることを普通なことだとは思わずにこの感謝の気持ちは常に持ち続けていないといけないことだと強く思いました。生活が慣れてくると当たり前のこととしてしまいがちなので、初心を忘れずに最後まで頑張りたいと思います。

クッキー作りをした時に世界地図の前で撮った写真

私がこの留学に参加できているのはたくさんの方々の支援のおかげです。本当にありがとうございます。残り半年も悔いを残さぬよう感謝を忘れずに走り切りたいと思います。

2019年・AFS66期 / AFSボランティア奨学生
ドイツ派遣 渡邊 莉子
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