留学していた時につけていた日記を開くと、いつでも私の街ロスアンヘレスを思い出します。学校の友達、ホストファミリー達、一緒にパタゴニアを旅した仲間達。様々な人たちと出会うことができ、机での勉強では決して学ぶことのできない、私の人生で特に重要な時間でした。

学校初日。クラスメイトがサプライズで歓迎パーティを開いてくれました。

私のいた街は、日本人がとても珍しかったらしく、学校の廊下ではいつも小学部の子達から「Japonesa!」と呼ばれたり、お店の人にもすぐに顔を覚えてもらいました。そんな全部が新鮮な毎日で、沢山の友達にも恵まれ、チリの早いスペイン語も半年経つ頃にはある程度喋れるようになりました。

AFSのアクティビティでチリの最南端パタゴニアに行った時。様々な国の留学生と仲良くなれました。

しかしながら、私の留学生活は、全てがうまく行ったとは限りませんでした。渡航手続きの関係で1人残って仲間の出発を見送ったり、通学準備を整えるのに時間がかかったりしました。また、ホストチェンジもして、様々なことを経験しました。
しかし同時に、私はここから、周りの人たちと協力して問題を乗り越えられる力を学びました。学校に行けないときはその分家族と話したり、ファミリーと意見が合わず落ち込んだ時は学校の友達に相談したりと、私は、「人と話し、共有することの大切さ」を実感しました。特に最初のファミリーと揉めることが多い時期によく悩みを聞いてくれた子がいて、結局その子の家にチェンジすることになったのですが、一度距離を置いてみることで最後には前のファミリーとも仲直りすることもできました。もしあの時、自分一人で抱え込んでいたら、と時々思い出します。

留学最終日。お別れパーティーにはみんなが駆けつけてくれました。

チリは本当に素晴らしい国です。料理は全部美味しいし、自然は本当に綺麗です。日本の七倍以上の国土に人口は半分以下なので、大自然の中に自分一人だけ、とまるで絵本の中に入ったような気分が味わえます。
また、チリ人は本当に温かい人が多く、友達の家に行くといつもお腹いっぱい食べさせられます。挨拶をハグやキスでするから、その距離がめっちゃ近いんです。私はこのチリの文化が大好きで、そんな愛情たっぷりなチリ人が大好きです。

2024年・71期 チリ派遣/ M.S.さん

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